テゾスが17日に配信したブログによると、フランスの開発者グループOcamlProが、テゾス財団がガバナンスの問題から支援をストップすると警告して以降、ハードフォークを目指している。
OcamlProは、仮想通貨ファンドのスターチェーン・キャピタルと提携。テゾスからフォークしてドゥーン・プロトコル(Dune Protocol)という新たなブロックチェーンを作る計画だ。テゾス流通量の5%分を100万ドルで調達するとみられている。
フォークは今年9月に予定されている。スターチェーン・キャピタルが出したとみられるEメールでは、フォークの例として「ビットコインービットコインキャッシュ」、「イーサリアムーイーサリアムクラシック」の分裂があげられてる。
テゾスとOcamlProの関係悪化の要因は、OcamlProがソフトウェアを完全にオープンソース化しなかったことだという。テゾスは、条件が満たされない限り今年の第2四半期(4-6月期)に支援を止めることを公表している。
テゾスは、「テゾスはオープンなソフトウェアであるため誰でもフォークできる」と指摘する一方、OCamlProのやり方は悪意があると警告。「テゾスのコミュニティーを分断するもので、少数派の支持者に風説の流布を支持させるもの」と批判した。