テゾス財団は9日、ブロックチェーン技術とスマートコントラクトの開発に資金援助すると発表した。コーネル大学、ポルトガルのベイラ・インテリオール大学、イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校、フランス国際情報オリンピックの計4機関に資金供与する。金額は明らかにされていない。

 コーネル大学のEmin Gun Sirer氏は、テゾスに実装するプロトコルを開発し、特にシャーディングに注力すると述べている。

 ベイラ・インテリオール大学は、2つのプロジェクトに関し、支援を受ける。一つは、2つの修士論文を含み、工場環境下でロボットのロギングイベントに注力したもので、もう1つは、2つの博士論文を含む、プログラミング言語におけるスマートコントラクトの統計分析のツール開発などだ。

 フランス国際情報オリンピックに対しては、テゾス開発者の教育とトレーニングをサポートするのに使われ、イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校の研究機関は、テゾスエコシステム向けのデベロッパーオンライン文書リソースの構築で支援を受ける。

 テゾス財団は先月、プライスウォーターハウスクーパース(PwC)がテゾスの財務に監視外部監査を実施すると発表している。