ステーブルコインのテザー(USDT)は、アルゴランドのプルーフ・オブ・ステーク(PoS)ブロックチェーン上で、米ドルに裏付けされたステーブルコインUSDTを公開した。2月10日にプレスリリースで発表した

確認時間が4秒と速く、トランザクション手数料が数分の1で済むとしている。テザーの最高技術責任者(CTO)のパオロ・アルドイノ氏は、以下のように述べている。

「我々のアルゴランドとの最新の連携では、法定通貨からデジタル資産へのトランザクションにおいて、アルゴランドのプロトコルの速度と安全性を活用して、トレーダーらに素早い決済と取引先リスクの軽減を提供する。

USDTのさらなるブロックチェーン上での公開に関しては、同社は、「主要ブロックチェーン2つでのテザー公開を探究している」としたが、具体的には述べなかった。また、先月公開した金に裏付けされたトークンであるテザーゴールドも、さらなるブロックチェーン上での発行を計画しているとした。

プレスリリースによると、テザーはアルゴランドのブロックチェーン上で公開した初のステーブルコイン。USDTはこれまで、イーサリアム(ETH)、EOS、リキッドネットワーク、オムニ、トロン(TRX)で公開している。

USDTはステーブルコインとしてマーケットではトップの地位を占めている。記事執筆じてんでは時価総額は46億ドルで、コインマーケットキャップによると取引高は1日あたり461億ドルにのぼる。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン