テラフォーム・ラボの共同創設者であるド・クォン氏が、米国での刑事訴訟に直面する見込みで、2月までモンテネグロの拘束下に留まることが報じられている。

ブルームバーグの12月12日の報道によると、米国及び韓国当局はモンテネグロの関係者に対して、クォン氏の刑務所での刑期終了後、追加の2ヶ月間の拘留を要請した。クォン氏は3月に偽造旅行書類の使用でモンテネグロで逮捕され、4ヶ月の実刑を言い渡されていた。

シンガポールに拠点を置いていた韓国国籍のクォン氏は、米国および韓国でテラの崩壊に関連した容疑で起訴されている。ウォール・ストリート・ジャーナルは12月7日に、韓国より先に米国がクォン氏を引き取ることになると報じた。両国は記事執筆時点で引渡し要請を保留している。

米国に引き渡された場合、クォン氏は商品詐欺、証券詐欺、ワイヤー詐欺、テラフォーム・ラボでの在職中に関連する市場操作に加担する陰謀など、8つの罪で訴えられる見込みだ。米証券取引委員会も、クォン氏が「仮想通貨スキームで投資家を詐欺した」として起訴している。

2022年5月にテラは崩壊し、仮想通貨市場の下落を引き起こした重要な出来事と見なしている。テラUSD(UST)は米ドルからのペッグを外れ、その後ボイジャー・デジタル、ブロックファイ、セルシウス・ネットワーク、FTXを含む多くの企業が破産を申請した。