NTTグループのNTTコミュニケーションズ(タイランド)は、ブロックチェーン、人工知能(AI)、モノのインターネット(IoT)に焦点をあてた研究所を設立する予定だ。タイの英字ニュース「バンコク・ポスト」が4月23日に報じた

報道によると、NTTタイは、同研究所は2019年第2四半期にローンチ予定で、クラウドサービス運営者や金融機関、サイバーセキュリティーサービスのプロバイダーといった企業からの需要に対応するべく、2021年までに事業全体で30%の成長を目指すという。

NTTタイランドの加原学代表は、新たなNTTのイノベーションラブは、消費者にとってのプレイグラウンドを展開し、概念実証のパートナーとなり、ブロックチェーン、IoT、AI、ハイブリッドクラウド、ソフトウェア・デファインド・ネットワーキング(SDN)といった破壊的な技術の発展をもたらす、と述べた。

報道によると、NTTコムタイランドはこの研究所で、金融および保険分野向けブロックチェーンソリューションの開発やスマート工場の予防保全といったサービスを計画しているという。

今月、アイルランドのグローバル市場調査リサーチ・アンド・マーケッツは、世界の電気通信業界におけるブロックチェーン市場は、2024年までに13億3700万ドル(約1500億円)に達する見込みだと発表している。

また先週、韓国最大の通信会社KTは、ブロックチェーン基盤にした第5世代移動通信システム(5G)「ギガチェーン(GiGA Chain)」を発表した。

翻訳・編集 コインテレグラフ日本
原文 Telecoms Giant NTT’s Thai Unit Plans to Launch Blockchain, AI, IOT Innovation Lab