英仮想通貨企業に手製爆弾を送付、犯人の男「パスワードが変更できなかったから」裁判所が禁固6年半の判決

英国を拠点とする仮想通貨企業に「殺傷能力のある手製爆弾」を送りつけた男に対し、スウェーデンの裁判所が6年半の禁固刑の判決を下した。BBCが11月9日に報じた。

イェルム・マイケル・サロネン(43歳)は、ロンドンのクリプトペイの従業員に爆弾を送りつけた他、首相を含むスウェーデンの政治家に白い粉を送付した等の容疑により、ストックホルム地方裁判所で複数の罪に問われた。

サロネンは、17年8月にクリプトペイのプラットフォームでパスワードを変更しようとした際、同社がそれを拒否したことに報復しようとしたと見られている。BBCの報道によると、クリプトペイは、そのような変更は同社の方針に反するとして、要求を拒否したという。

サロネンはクッション付きの封筒に入れた爆発物を17年11月、クリプトペイの2人の従業員宛にロンドンのハックニー区へ発送し、封筒はクリプトペイがかつて使用していた会計事務所に配達された。

それから数カ月経った18年3月、封筒を開けようとした事務所の従業員は、内容物に疑念を抱いて開封を中止した。封筒はロンドン警視庁テロ対策指令部に持ち込まれ、指令部は爆弾から採取したDNA情報を国際刑事警察機構(インターポール)へ送ってスウェーデン当局にサロネンの行動を警告した。BBCによると、サロネンは、スウェーデン警察にはすでに知られた存在だったという。

14年末に設立されたクリプトペイは、英国及びEUのクライアントを対象に、ビットコイン(BTC)ウォレットやデビットカード・サービス、交換サービスを提供している。クリプトペイの共同創業者、ジョージ・バジラッツ氏はコインテレグラフの取材に応じ、同社はオフィスを「封筒が配達される2、3カ月前に」引っ越していたと語った。この事件の怪我人はおらず、「[クリプトペイの]社員は誰もあの住所では働いたことがない」という。

最近の報道を受けてクリプトペイは、パスワードを忘れた際には「問題なく」リセットできるとして、以下のようにツイートした。


クリプトペイからの声明

Source: Cryptopay Twitter