新しいデータによると、イーサリアム(ETH)のクジラ(上位1000人)が保有するERC-20トークンの中で、最大のシェアを持つものがシバイヌ(SHIB)だという。
WhaleStatsがまとめたデータによると、SHIBはイーサリアムがクジラが保有するERC-20トークンの中で21.68%のシェアを持っている。これは金額にして23.5億ドルにのぼる。SHIBに次ぐシェアを持つのは、Crypto.comのネイティブトークンであるCROで、こちらは5.54%のシェアになる(金額ベースでは6億390万ドル)。
#ShibArmy Congrats! The King is coming back!
— WhaleStats - the top 1000 Ethereum richlist (@WhaleStats) November 17, 2021
#SHIB flipped #BEST, #OKB and #CRO to become biggest ERC-20 hodling (17.44%) among the top 1000 ETH wallets with total value of $2,371,207,191
Source: https://t.co/jGSeQ3uXfo pic.twitter.com/WVGOpmcYjf
Coingeckoのデータによると、SHIBは現在時価総額で第11位の暗号資産だ。その時価総額は269億ドルにのぼり、前出のWhaleStatsのデータと組み合わせれば、ETHのクジラがSHIB全体の約9%を保有しているということになる。
SHIBコミュニティは、コインベースやロビンフッドといった仮想通貨取引プラットフォームにSHIBを上場させるように熱心に訴えてきた。ウェブ上で署名活動も行われており、Change.orgの請願書には記事執筆時点で53万件を超える署名が集まっている。ちなみにコインベースでは、9月17日からSHIBをサポートしている。
最近のSHIBコミュニティで話題となっているのは、ファーストフードの巨人マクドナルドを巡るものだ。「ShibArmy1365」というアカウントによる「SHIBを支払手段にして欲しい」というツイートがきかっけだ。マクドナルドのPRアカウントは「あなたの関心に感謝し、支払エクスペリエンスを継続的に評価していきます」と回答した。
企業アカウントによる社交辞令的な挨拶なわけだが、これが500リツイート、1500いいねの反応を生み、SHIBコミュニティからのミーム攻勢が殺到した。

Smile more $SHIB, happy looks good on you. pic.twitter.com/Wd7oIF3aym
— Siamand Sheikhi (@Siamand_Sheikhi) November 17, 2021
マクドナルドがこれにどういう反応するのかはわからないが、SHIBを採用しようという動きは足元で実際に進んでいる。仮想通貨決済企業Coingateは11月11日、SHIBのサポートを開始したと発表。デジタルウォレットプロバイダーのZenGoも、11月17日にSHIBのサポートを行った。

シバイヌ人気は衰えずか
11月11日から始まった仮想通貨市場の調整の中で、SHIBの価格は記事執筆時点で0.00004854ドルで推移している。10月28日に0.00008616ドルの史上最高値を付けた後、SHIBは43.6%下落した形だ。
価格は下落したが、SHIBの人気はまだ健在のようだ。SHIBの公式ツイッターアカウントは17日に200万フォロワーを達成した。
New Record: @Shibtoken surpasses 2 Million Followers on @Twitter. pic.twitter.com/lRh6Y4MP4A
— MILKSHAKE (@shibainuart) November 17, 2021