インドステート銀行が「本人確認」手続きにブロックチェーンを活用

 インドステート銀行(以下SBI)は新規口座を開く際の「顧客確認」(Know Your Customer, KYC)手続きの運用についてブロックチェーン技術を導入する予定だと発表した。SBIはブロックチェーン企業と協力し、自己管理型のKYC手続きについて効率的な契約を導入できるプログラムを開発している。

 SBIはブロックチェーンのプラットフォームの活用により、取引の安全性や顧客の個人情報を損なわず決済の効率性を高める効果的なプログラムを導入できるという。

 

ブロックチェーンが銀行にもたらすメリットとは

 インドのプライムチェーン・テクノロジーズ(Primechain Technologies)の共同創設者は17年11月上旬声明を発表し、銀行業界が享受するブロックチェーンによる大きな恩恵として、透明性の改善、インフラコストの抑制、安全な決済を例示し、こう指摘した。

銀行はブロックチェーン技術を取り入れることにより、安全性の大幅な向上、インフラコストの提言、透明性の飛躍的なアップ、監査適合性、そしてリアルタイムの自動決済などの大きな恩恵を受けることができる。

 

インドステート銀行の取り組み

 SBIは古くからブロックチェーン技術を支持し、技術開発の焦点をあてたプロジェクトの進展に取り組んできた。銀行業界向けのブロックチェーン技術の研究開発に取り組む「バンクチェーン」(BankChain)と呼ばれるコンソーシアムの初期メンバーだ。プライムチェーン・テクノロジーズもこのコンソーシアムに参加している。

 複数のリポートによると、SBIは同業他社と連携し、既存の銀行サービスの効率性を向上させることを目的とするブロックチェーンのプラットフォーム構築を計画している。

 声明でプライムチェーン・テクノロジーズは、インドの銀行・金融・保険(BFSI)業界でのブロックチェーン・イノベーションを推進させるため、コンソーシアムの技術アドバーザーとしてインテルを起用することも明らかにした。

バンクチェーン・コミュニティーはインテルをテクノロジーアドバイザー(推薦)として迎えることを歓迎する。それにより、インドのBFSI業界のイノベーションは加速するだろう