企業8割はブロックチェーン使用せず、「ただの流行り」との見方も 開発者調査

開発者コミュニティウエブサイト「スタック・オーバーフロー」の調査によると、企業の80%は現在ブロックチェーンを使用していない。開発者約9万人を対象とした調査結果が4月9日に公開された。

調査回答者の12.7%は自分が所属する企業や組織が通貨以外のアプリケーションでブロックチェーンを使用していると答え、4%が仮想通貨関連、2.1%は仮想通貨を決済手段として受け入れており、1.3%が独自の仮想通貨を実装していると答えた。また、自分が所属する企業や組織でブロックチェーン技術を利用していると答えたのが最も多かったのは、インドの開発者だった。

また、回答した開発者の29.2%がブロックチェーンはさまざまな領域へのアクセスが便利で、我々の生活が多方面から変わる可能性がある、としていた。しかし依然、26.2%は、単純な変更不可能な記録維持の技術としては便利ではあるが通貨としては機能しないととらえ、分散型通貨アプリケーションとして有効だと考えているのはわずか12.2%だった。

また、環境への懸念に関して、15.6%が資源の使用に関して無責任だと考えていた。16.8%はブロックチェーン技術はただの一時的な流行だと考えていた。今回の調査結果は、ブロックチェーン技術の有用性を楽観視しているのは、比較的若い層や経験の浅い開発者に多く、以下のようにも記載されている。

経験ある開発者ほど、ブロックチェーン技術は資源の無責任な使用だと考えているとみられる

コインテレグラフが今週初めに報じた通り、四大監査事務所」の1つでオランダに本拠を置く監査法人KPMGの調査によると、大手財務幹部の大半「ブロックチェーン技術は最優先ではない」と考えているという。

また、KPMGが2月に公開した調査では、企業幹部らの48%が向こう3年間でブロックチェーン技術が事業の在り方を変えるだろうとし、41%がブロックチェーンを採用するだろうとしていた。

グローバル・ブロックチェーン・ビジネス協議会(GBBC)が1月に公開した調査では、調査対象の機関投資家の40%が、ブロックチェーン技術はインターネットの誕生以来、最も重要なイノベーションかもしれないと考えているとし、38%が5年以内にブロックチェーン技術に対する自社の取り組み方を投資家に明示する必要があると考えているとしている。

翻訳・編集 コインテレグラフ日本版
原文 StackOverflow Developer Survey: 80% of Organizations Do Not Use Blockchain