11月の市場活動は、デジタル資産業界に対する機関投資家の信頼感の高まりに支えられ、ステーブルコインの取引が急増した。
CCDataの11月27日のレポートによれば、ステーブルコインの取引量は11月25日時点で77.5%の急増を記録し、1兆8100億ドルに達した。この成長により、中央集権型取引所での月間取引量は年間最高値に達する見込みだ。
14か月連続で上昇を続ける中、11月のステーブルコインの時価総額は9.94%増加し、1900億ドルに達し、2022年4月のテラUSD崩壊前の過去最高の1880億ドルを超えた。しかし、この成長にもかかわらず、市場占有率は10月の7.22%から5.54%に低下した。これは、投資家やトレーダーがビットコイン(BTC)やアルトコインへの分散を増やしたためだ。
テザー(USDT)は引き続き好調で、市場時価総額を10.5%増加させて1330億ドルに達した。ステーブルコイン市場全体の69.9%を占め、続いてサークルのUSDコイン(USDC)が11月に時価総額を12.1%増やし、389億ドルに達した。これは2023年2月以来の最高水準だ。
The total stablecoins market cap reached a new high in November. Source: CCData
エセナラボのUSDe(USDE)も好調で、時価総額が42.2%増加し、38億6000万ドルに達した。「ステーブルコインの需要急増は、エセナエコシステムへの関心の高まりによるもので、エセナ(ENA)トークン保有者への収益分配の提案が影響している」とレポートはのべている。USDeは2月に開始され、現在21.2%のAPYを提供しているが、これは3月の最高55.9%から低下しているという。
一方で、ファーストデジタルUSD(FDUSD)とスカイドル(USDS)―以前のダイ(DAI)―は、11月にトップ10のステーブルコインの中で最も大きな減少を記録した。FDUSDの市場時価総額は14.9%減少し、19億ドルとなり、USDSは8.34%減少して9億5000万ドルに達した。
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