仮想通貨マーケットメーカーのGSRマーケッツによれば、米国でのソラナ(SOL)の現物型上場投資信託(ETF)の登場は、SOLの価格を9倍に急騰させる可能性がある。
同社は6月27日のレポートで、ソラナを「仮想通貨のビッグ3」の一角であるとし、ソラナが次に米国の規制当局から現物ETFの承認を受けるかどうかを検討した。偶然にも、GSRのレポートが発表された同日に、ヴァンエックが現物型ソラナETFの発行を申請し、多くの人々を驚かせた。
GSRはSOLに対してロングポジションを持っており、現物型ソラナETFが現物型ビットコインETFの流入の14%を取り込むと仮定して、SOL価格が「8.9倍」になると推定した。この仮定は、SOLとBTCの相対的な時価総額に基づいている。
GSRの「ブルースカイシナリオ」では、ソラナの価格を現在の149ドルから1320ドル以上に押し上げ、ソラナの時価総額は6140億ドルに達する。
一方、GSRの「弱気」および「ベースライン」シナリオでは、現物型ソラナETFがビットコインの2%および5%を取り込み、それぞれ1.4倍および3.4倍の価格上昇を引き起こすと推定している。

GSRマーケッツは、これらの見積もりはステーキング報酬の収入が含まれればさらに大きくなる可能性があると述べているが、ただ米国で承認されたイーサリアムETFにおいてはステーキングは許可されていない状況だ。
GSRの楽観的な見解にもかかわらず、ブルームバーグのETFアナリストであるエリック・バルチュナス氏や他の専門家は、現物型ソラナETFが真剣に検討されるためには、米国大統領および証券取引委員会(SEC)の委員長の交代が必要だと考えている。
SECとその委員長であるゲイリー・ゲンスラー氏は、バイナンスおよびコインベースに対する訴訟でSOLトークンを証券と位置づけている。この点がビットコインやイーサリアムと比べて、ソラナETF承認が難しいと考えられている理由だ。
米国でのヴァンエックの申請に先立ち、仮想通貨運用会社3iQがカナダで現物型ソラナETFを申請している。

PR記事「仮想通貨取引所ビットゲット(Bitget) 口座開設キャンペーン! 先着200名に3000円相当ボーナス&抽選で10名様にビットコイン1万円贈呈【6月最新】」