韓国の金融委員会(FSC)は、規制サンドボックスの一環として、ブロックチェーン企業ら9社に対し、試験運用を許可した。同国英字メディア「コリアタイムズ」が5月2日に報じた。

報道によると、FSCは、ブロックチェーンや5G(第5世代移動通信システム)といった新しい技術を使用した改革的なサービスの提供を行う選ばれしスタートアップや会社9社を発表。同プログラムには100社を超える申請があったという。昨年1月にローンチしたより広範囲に及ぶ金融規制サンドボックスのイニシアチブに続くものだという。

今回のサンドボックスでは、規制制限なしに試験期間最大4年間提供される新たな金融サービスもあると報道されている。ウリィ銀行(woori bank)は、レストランや空港付近の駐車場で通貨の交換ができ、現金の引き出しが可能になるサービスを提供するという。ブロックチェーンを使用する会社についての具体的な記載は今回の報道になかった。

ソフトウエア企業データライトの調査によると、世界で最も仮想通貨取引所が人気なのは、米国と日本と韓国だという。先月には、韓国のサムスン電子が、独自のブロックチェーンの開発を進めていて今後は独自トークンの発行も目指しているとの報道が出ていた。

翻訳・編集 コインテレグラフ日本版