仮想通貨OKXが営業登録を怠ったとして韓国の金融情報分析院(FIU)が調査を開始した。
2月7日の韓国ニュースメディアNews1の報道によると、デジタル資産取引所協会(DAXA)がOKXの活動をFIUに報告し調査が始まった。2023年12月以来、DAXAとFIUは韓国の仮想通貨ユーザーに対し、ライセンスを持たない仮想通貨取引所に関する情報提供を求めている。
OKX(旧OKEx)は韓国語のウェブサイトを持たないにも関わらず、適切な登録をせずにトークン販売プラットフォームの「ジャンプスタート」を韓国の投資家に宣伝していた。News1によると、同取引所は韓国のインフルエンサーを使ってテレグラム上でサービスを宣伝していた。コインテレグラフはOKXにコメントを求めたが返答はなかった。
韓国居住者に仮想通貨サービスを提供する際に登録することを韓国側は義務化している。登録を怠った場合、同国の金融規制当局から罰則を受ける可能性がある。1月23日からOKXのトークンOKBの価格は数分で46.80ドルから25.10ドルへと約48%の急落を記録した。この一連の急落後65億ドル(約9600億円)の時価総額を一掃し、その後上昇を再開した。
2月8日日本時間午後2時現在OKBトークンは48.52ドルで取引されており、価格を維持している。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン