ソフトバンクグループは、巨額投資をしたウィーワークやウーバーの株式低下を受けて、少なくとも50億ドル(約5400億円)の評価損計上を計画している。ブルームバーグが報じた。
評価損計上額は、最大で70億ドル(約7560億円)になるという。
ソフトバンクグループは、23日に総額1兆円ほどのウィーワーク支援策を発表。ウィーワークは企業統治の問題や利益率の問題から先月にIPOを延期。市場からの評価が急速に下がっている。
今年1月にソフトバンクグループが出資した際のウィーワークの企業価値は470億ドル(約5000億円)。現在はその6分の1にあたる約80億ドル(約860億円)まで下がっている。
また、ソフトバンクが持つウーバー株の13%は、6月30日から9月30日の間に約35億ドル(約3780億円)も価値が減少したという。
多くの仮想通貨業界関係者もソフトバンクによる米国プライベート企業への投資失敗に注目している。
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