スカイブリッジ・キャピタルは、同社の仮想通貨エクスポージャーをもつファンドの1つであるレジオン・ストラテジーズファンドからの償還を一時停止した。ブルームバーグが匿名の情報源を引用してこの問題について報じた後、創業者のアンソニー・スカラムーチ氏は、CNBCのインタビューで7月19日にこの動きを確認した。

「私たちの取締役会は、私たちがファンド内部の資本を調達できるまで一時的に中断する決定を下した」とスカラムーチ氏はCNBCに語った。「ファンドはアンレバレッジなので、清算の恐れは全くない。そしてファンドの約18%が仮想通貨エクスポージャーだ。」 独立取締役も、決定に加わったという。

スカラムーチ氏は、ファンドの仮想通貨エクスポージャーの例として、ビットコイン(BTC)とFTXの株を挙げた。スカイブリッジのウェブサイトに投資先として記載されている他の仮想通貨関連企業のうち、レジオン・ストラテジーと特に関連はないが、クラーケン、NYDIG、ヘリウム、ライトニング、ジェネシス・デジタル・アセットが挙げられる。スカラムーチ氏によると、レジオン・ストラテジーズファンドは年間累計で30%下落したが、7月には5%上昇した。

スカラムーチ氏によると、レジオン・ストラテジーズはケイマン諸島に拠点を置くオフショアファンドで、約2億5000万ドルを保有しているという。同社が運営する小規模なファンドの1つだ。同ファンドの運用停止は、1994年の設立以来初めて。スカイブリッジ自体は2005年に設立された。

スカラムーチはCNBCにこう語った。

"全員が投資家契約、この種のフレキシビリティに署名したので、市場全体で起こっていることを考えると、ここに驚きはない"