通信事業を軸として展開する韓国のSKグループ傘下のSKセキュリティーズは、不動産市場のデジタル証券化に取り組むブロックチェーン開発企業カサ・コリアと提携した。聯合ニュースが9月4日に報じた

両社は、不動産のデジタル証券化プラットフォーム構築において提携する。不動産信託会社が発行する証券化した不動産の受益権をベースに、カサのネットワーク上でデジタル証券を取引できるようにする。

SKセキュリティーズは、カサは新興技術に取り組むスタートアップとして注目されているとし、同社と提携することで、価値ある投資の選択肢を提供すると述べている。

今年5月、韓国の金融委員会は、カサに対し、同社のブロックチェーンプラットフォームを通じた投資家への不動産販売許可の申請を受理している。

今年8月には、SKグループの持株会社SK C&Cが、仮想通貨リップル(XRP)のシステムをフォークさせた寄付プラットフォーム「チェンジ(ChainZ)」、韓国ウォン裏付けの独自ステーブルコイン「SVC(ソーシャル・バリュー・コイン)」を発表している。また今年7月には、ブロックチェーン開発企業コンセンシスに1000万ドル(約10億6000万円)を投資している。

翻訳・編集 コインテレグラフ日本版