仮想通貨を巡るシンガポールでの初の法的紛争で、シンガポール控訴裁判所は、仮想通貨取引所QUOINEが仮想通貨企業のB2C2に損害賠償を支払わなければならないと判断した。2017年4月にプラットフォーム上で誤って取り消された7つのトランザクションに対する損害を巡るものだ。

2月24日のストレイツタイムズによると、裁判所はQuoineの控訴を棄却した。

取引所は、イーサリアム(ETH)とビットコイン(BTC)の取引で、1ETHあたり10BTCというレートで取引をするというB2C2の注文を履行した。注文が市場価格の250倍のレートで取引が行われ、Quoineはこの取引をキャンセルした。

Quoine側は取引をキャン背う権利があると主張しており、B2C2はこれに反発している。

2月24日の裁判所の判決では、5人の判事のうち4人がQuoineの控訴を却下した。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン