規制当局は、仮想通貨に親和的なシルバーゲート銀行を閉鎖の可能性から救う方法を見つけるために、シルバーゲートと緊急協議を行っているという。

ブルームバーグの報道によれば、連邦預金保険公社(FDIC)の担当者がシルバーゲートの経営陣と救済策を協議しているという。

FDICは、金融機関の安全性、健全性、消費者保護のための監督を任務とする米国の政府機関だ。

ブルームバーグに語った関係者の一人が言うには、FDICの調査官は先週、シルバーゲートの本社に到着し、それ以来、同社の帳簿や記録を審査しているとのことだ。

しかし、財務上の苦境にどう対処するかはまだ決定されておらず、FDICの関与がなければ解決に至らないというわけでもない、と別の関係者は述べている。

シルバーゲートは先週、10-K報告書(会社の事業と財務状況を包括的に説明する文書)の提出の延期を発表し、株価が急落した。

シルバーゲートは、市場のボラティリティと2022年のいくつかの有名な倒産が、今後12ヶ月あまりの間に「継続企業として継続する能力」に与える影響を「評価」していると説明していた。

シルバーゲートの財務状況が不透明なため、今後の破産申請への懸念が高まっており、業界の他の企業にとっても負担となる可能性がある。シルバーゲートの株価は3月2日のニューヨーク証券取引所で50%以上急落して5.72ドルとなり、仮想通貨の価格も軒並み下落した。