仮想通貨に強い銀行だったシグネチャーバンクは、破綻前に2つの米国政府機関から調査を受けていたという。

3月15日のブルームバーグの報道によると、司法省は、シグネチャーが顧客によるマネーロンダリングの可能性を検出するために十分な対策をとっていたかどうかを調査しているとのことだ。

規制当局が特に懸念したのは、シグネチャーが「犯罪の兆候」がないか取引を監視し、口座名義人を適切に審査するための措置をとっているかどうかということだった。

ブルームバーグによると、証券取引委員会(SEC)による別の調査も行われているという。SECの調査内容に関する詳細は報道されていない。

この調査がいつ始まったのか、また、ニューヨーク州の規制当局による最近の銀行閉鎖の決定にどのような影響があったのかも現時点ではわかっていない。

シグネチャーとそのスタッフは不正行為で告発されておらず、SECや司法省による告発やさらなる措置がとられることなく調査が終了する可能性があると報じられている。