ブロックチェーンを使用したストレージサービスであるセレニティ・シールドのSERSHトークンはチームのMetaMaskウォレットの1つから当時560万ドル相当の約690万SERSHトークンが盗まれた後、約99%下落した。

セレニティ・シールドは2月27日のX投稿でハッキング攻撃を確認し、 仮想通貨取引所でのSERSHのすべての取引、入出金を停止するとコミュニティに通知した。

 

セレニティ・シールドは、すべての流動性を新しいスマートコントラクトに再配置するために「積極的に取り組んでいる」と述べ、ハッキング攻撃による流動性を置き換える予定であると述べた。

2月27日午前9時11分(UTC)にハッキング攻撃は発生し、0.82ドルの690万SERSHがプロジェクトのMetaMaskウォレットの1つから身元不明のサードパーティーウォレットに送金された。

CoinGeckoによると、SERSHの価格は約5時間にわたって下落傾向にあり、その後5分間に突然0.565ドルから0.009ドルまで98%暴落した。

 
SERSH’s price change over the last 24 hours. Source: CoinGecko

MetaMaskのようなホットウォレットはインターネットに接続され、分散型金融プロトコルに迅速かつ簡単にアクセスできる。いわゆるコールドウォレット(秘密鍵をオフラインで保管する物理的なデバイス)よりも安全性が低いと考えられている。

SERSHトークンは10週間前の12月18日にローンチされた。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン