世界第2位のイーサリアムマイニングプールであるSparkpoolは、中国の仮想通貨禁止令を受けて、すべての業務を停止する。

Sparkpoolは27日、中国当局が中国国内で仮想通貨の新たな措置を開始したことを受けて、中国本土の新規ユーザーへのアクセスを停止したことを発表した。30日には中国と海外の両方で既存のマイニングプール業務を停止する予定だ。

発表によると、今回の措置は、「規制政策上の要件」に対応してユーザーの資産の安全性を確保するためのものだという。「さらなる詳細は、アナウンス、電子メール、サイト内のメッセージを通じて発信される」とした。

2018年初めに中国で立ち上げられたSparkPoolは、世界最大のイーサリアムマイニングプール「Ethermine」と並んで、イーサ(ETH)をマイニングする世界2位のマイニングプールだ。Poolwatch.ioによると、執筆時点でSparkPoolのマイニングパワーはイーサリアムの世界ハッシュレートの22%を占めており、Ethermineのシェア24%をわずかに下回っている。

今回のニュースは、中国政府が24日に国内でのすべての仮想通貨関連取引を違法と宣言し、仮想通貨に対して否定的な姿勢を強化している中で発表された。バイナンスやフォビなどの大手仮想通貨取引所の一部は、その後、中国本土からの新規アカウント登録を停止したが、香港のユーザーにはまだサービスを提供していると報じられている。