米証券取引委員会(SEC)がイニシャル・エクスチェンジ・オファリング(IEO)に関するリスクについて投資家に警告した。
14日に発表した声明の中でSECはIEO投資への注意を喚起。「新たな投資スペースにおいて、高いリターンという嘘の約束で投資家を不適切に引き寄せる手段になっているかもしれない」と述べた。
さらにSECは、ICO(イニシャル・コイン・オファリング)と同様に資金調達のためのデジタル資産提供だが「ICOの進化版とうるさく勧誘されている」と指摘。ICOと同様に、IEOが証券法に違反する可能性があることにも言及した。
「ICOのケースと同じように、事実や状況によって、IEOが証券の提供や販売に関わるかもしれない。つまり、IEOは連邦証券法の要求に従う必要が出てくるかもしれない」
IEOはICOと異なり、取引所の利用者しか購入できない。上場するトークンを取引所が審査することからICOよりも信頼感があるという見方もある。IEO市場のけん引役としては、バイナンスが有名だ。
ただビットメックスによると、12の大規模IEOのうち11プロジェクトの価格が急落。IEO当時の価格と比べて42%~98%のマイナスとなっている。
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