10年前につくられ冬眠していたビットコインのウォレットが動き出したー。
5月6日、687BTC(約65億円)を保有するビットコインウォレットが、資産を2つの異なる別のウォレットに移動したのだ。最初に625.43BTCがbc1qkyで始まるアドレスに、次に残りの61.9BTCがbc1qdcに送られた。
古いウォレットからの資金移動は仮想通貨コミュニティの間で好奇心をかき立てることが多い。
ちなみにさらに巨額の資金移動も昨年話題になっている。
昨年8月、14年ぶりに休眠状態から目覚めたウォレットが2010年に採掘された1005BTCを移動した。現在日本円にして100億円近くだ。当時このウォレットの動きはSNSで注目を集め、サトシナカモトのウォレットではないかと憶測された。
ブロックチェーン研究者のキリル・クレトフ氏がコインテレグラフに語ったところによると、ビットコインを発明したサトシ・ナカモトがBTCをこっそり動かしているとは考えにくく、どこかの長期保有者や組織が取引の背後にいるという。
ブロックチェアのブロックチェーンデータを使用してウォレットの詳細を検証したところ、2010年に1005BTCをうけとった際、評価額はわずか328ドル(約5万円)だった。
5万円が100億円ちかくとは、あらためてビットコインを創成期に買った投資家は、驚異的なリターンを得ていることがわかる。
ちなみに先述のクレトフ氏によると採掘されてから使われていないビットコインは取引履歴がついていない「バージンビットコイン」とされ希少価値がある。「バージンビットコイン」は100%クリーンなものであるため、市場価格よりも高い価格をで取引されることが多い。
クレトフ氏によるとこの「1005BTC」保有ウォレットは2020年から2021年にかけて、13回にわたって異なるウォレットからビットコインを動かした同一ユーザーが管理している可能性があるという。それぞれのウォレットで1000 BTCが動かされており、全部あわせると1万3000BTCとなる。
米経済誌フォーチュンの報道によると、合計175万個のビットコインウォレットが10年以上活動していない。
これらのウォレットには、BTC価格が二桁ドルで取引されていた時期に購入されたと推定される大量のBTCが含まれている。これらの休眠ウォレットには、今日約1210億ドル(約18兆円)相当の179万8681BTCが含まれているそうだ。
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