ロシア最大国有銀行ズベルバンクがスイスで機関向け仮想通貨取引ビジネス展開へ

 ロシア最大の国有銀行ズベルバンクが、ズベルバンク・スイスランドAGを通して仮想通貨取引所を立ち上げることが分かった。現地メディアグループであるRBCが30日に伝えた。

 同行の国際市場主任であるアンドレイ・シェメトフ氏は、ロシアと対照的に仮想通貨取引事業を合法とするスイスを選んだという。「我々は顧客の関心に応えたいと思っている。あらゆる種類の製品やサービスに戦略的にアクセスする必要があると考えている」(シェメトフ氏)。

 ズベルバンクは現在取引システムを開発中だが、取引所の立ち上げ予定日は示されていない。

 また、今回の事業は個人投資家ではなく機関投資家向けのサービス提供を目指す。

 ズベルバンクはこれまでも仮想通貨に積極的な姿勢を見せてきた。先月も同行のゲルマン・グレフ頭取は「いかなる状況下においても」仮想通貨は禁止されるべきではないと力説。仮想通貨とブロックチェーンを「その力が気付かれていない新しく大きな技術」と呼んだ。

 ロシア当局は先月25日、仮想通貨、ICO、マイニング、取引の規制の枠組みを定義し制定する、デジタル資産規制法案を発表している。法案の最新版によると、ロシア財務省は仮想通貨取引を合法的に承認することを狙っている。潜在的な会計上の透明さのおかげで、詐欺の可能性を減らし政府の税収を増やすと見込まれるからだ。

 現地の仮想通貨ニュースサイトであるフォークログによると、この法案の最終版は18年7月1日までに公式発表されるとのことで、現在の法案は法律が実施されるまでの間にまだ変更される可能性がある。