ロシア・タタールスタン共和国の検察当局が16日、ビットコインATMの設置に関して強い警告を発表した。

 声明文によると、ビットコインATMの使用は違法性があるという。

 今回警告が発せられたのは、同国カザン地区のショップにビットコインATM2台を設置した34歳の会社員。店内に置かれていたのはリースされたATMであり、ロシア通貨単位・ルーブルをビットコインに交換していた。警告には、仮想通貨の購入をテロと結びつけて考えるロシア政府の姿勢が明らかになっている。
 

 声明によると、

“現段階では、ロシア連邦における仮想通貨の合法性は明確になっていない。
反マネーロンダリング及び反テロリズム関連の法律に基づき、仮想通貨をルーブルや外国通貨、または物品へ交換するサービスを提供するロシア法人は疑わしい取引に関わっているとみなされる可能性がある。“

 これに先立って、ロシア政府は仮想通貨の禁止をちらつかせている。一方で、国家コインである仮想ルーブルの発行が計画されているようだ。