米政府 大規模ダークウェブ運営組織摘発 ナンバー2は逮捕時10万BTC保有か

 世界的なダークウェブ「インフラウド」でナンバー2を務めるロシア国籍の男が今月2日、バンコク・プラカノン地区のコンドミニアムで逮捕された際、日本円で約940億円分のビットコイン(BTC)を所有していた可能性があるようだ。バンコクポストが伝えた。

 今回、米FBI(連邦捜査局)の要請でタイ警察に逮捕されたのはセルゲイ・セルゲイヴィッチ・メドヴェーデフ容疑者(31)。逮捕時にノートパソコン一台と書類が証拠として押収された。

 ある消息筋がバンコクポストに語ったところによると、メドヴェーデフ容疑者は逮捕時10万ビットコイン(BTC)を所有していたという。もしこれが本当だとすれば約940億円となるが、情報が間違っている可能性もあり要注意だ。

 「インフラウド」とよばれるダークウェブは盗難されたクレジットカード番号や身分証明書の取引所で、運営者たちは数千億円単位の収益を得ていた可能性がある。 

 米司法省はこれまでに17か国で13人を詐欺の疑いで逮捕。今月に入って関係者36名を起訴していた。

Infraud Organization

 世界規模の一斉摘発は米国やタイだけでなく、オーストラリア、フランス、イタリア、コソボ、セルビア等でも実施されている。

 「インフラウド」は2010年にウクライナ人であるスヴィヤトスラヴ・ボンダレクが設立。ボンダレクが2015年にオンラインの世界から姿をくらましてから、今回逮捕されたメドヴェーデフ容疑者が組織ナンバー2になっていた。

 サイバーセキュリティ関連ニュースに特化するサイバースクープによると、メドヴェーデフ容疑者はインフラウドにおける「エスクローサービス(第三者預託)」の役割を担っていたとされている。米司法省のプレスリリースは、同容疑者が仮想通貨建を使った違法な取引を助けていたとしている。

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