ロシア富豪三人組が欧州ファンドを通して仮想通貨に大規模投資、チェルシーFCのオーナーも

   ロシア有数の富豪3人が、欧州に登記されたファンド「ブラックムーン・クリプト」を通して、ビットコインを含む仮想通貨に大規模投資を行なっていることがわかった。

   同ファンドに投資するのはイングランドプレミアリーグの強豪チームであるチェルシーFCのオーナーとして知られるローマン・アブラモビッチ氏と、ロシア最大の鉄鋼グループを牛耳るアレクサンドル・フロロフ氏とアレクサンドル・アブラモフ氏の3人だ。この3人の個人資産を全部あわせると、1兆円以上になる。

   また、ロシアで多くの空港、船舶会社や港を保有するローマン・トロチェンコ氏は、仮想通貨取引所やICOプラットホームの立ち上げを計画中だ。

ロシア政府の仮想通貨に対するスタンスは依然不透明

   一方で、ロシア政府の仮想通貨に対する方針の全貌はまだ明らかになっていない。仮想通貨の採掘やICOに関する規制の枠組みは18年7月に発表が予定されているものの、今年11月には通信情報大臣のニコライ・ニキフォロフ氏は政府が仮想通貨を合法とすることは「絶対に」ないと発言している。

   仮想通貨取引所のリリースをうかがうトロチェンコ氏は今のところ、様子見としている。同氏は今年9月、プーチン大統領に直接、仮想通貨市場の規制と合法化について話したという。

   11月に入って、ロシア政府は国家コインである「クリプト・ルーブル」を発行する計画を発表している。一説によると、ロシアでは同コインのみが合法的に認められた仮想通貨になる可能性がある。

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