ロシア中央選挙管理委員会(CEC)が主催のロシアの選挙制度25年周年を記念するイベントで、選挙投票へのブロックチェーン技術実装について議論がなされた。国営通信社TASSが29日伝えた。
大統領選挙委員会の委員長であるElla Pamfilova氏は、ロシアにおけるブロックチェーン技術の「リブランディング」を提案した。
「ブロックチェーンをロシアで宣伝するためには、いくつかのリブランディングをする必要がある...私たちの考え方を考慮したロシア語の同等のものが必要だ」
「ブロックという言葉は、すぐに何か閉じられたものを連想させる。ロシアでは、人口の3分の1が刑務所にいる場所だ。次にはチェーンという言葉がある。ブロックとチェーンは、 潜在的なレベルで作用する」
この否定的な関係を排除するため、Pamfilova氏はロシア語で「ブロックチェーン」を表す別の言葉を提唱したが、代わりの言葉は提示しなかった。
2017年9月、Pamfilova氏は、ロシアの選挙制度でブロックチェーンをテストするのは時期尚早と述べた。同委員長は、地方の投票所の多くに十分なコンピューターとカメラがなく、分散型投票を実施できなかったと明らかにした。