ロシア政府は、来年から仮想通貨のマイニングが禁止される地域のリストを承認した。

地元のニュースメディアTASSの報道によると、仮想通貨のマイニングは2025年1月1日から6年間、ロシアの10地域で完全に禁止される。この禁止措置は2031年3月15日まで適用される。

また、ロシア政府は停電を防ぐため、主要な仮想通貨マイニング地域における季節的な制限も承認した。これらの制限は、2024年8月と10月に大統領が署名したロシアの仮想通貨マイニング法に基づいている。

全面禁止と季節的制限

仮想通貨のマイニングは、ダゲスタン、イングーシ、カバルダ・バルカリア、カラチャイ・チェルケス、北オセチア、チェチェン、ドネツクおよびルガンスク人民共和国、ザポリージャ、ケルソンなど、ロシアの10地域で禁止される。報道によれば、禁止はマイニングプール活動と個人の仮想通貨マイニングの両方に影響を与える。

全面的な禁止に加え、ロシアは冬季のエネルギー消費ピーク時にシベリアの3つの地域でマイニング活動を部分的に制限する。季節的な制限は、イルクーツク、ブリヤート、ザバイカリの特定の地域に影響を与える。

2025年には、これらの制限は1月1日から3月15日まで適用され、翌年以降は11月15日から3月15日までのより長い期間に延長される。

今回のロシアのマイニング制限は、政府が11月に提案した制限よりも穏やかなバージョンだ。

当初、政府はイルクーツクを含む13地域で仮想通貨マイニングを禁止する計画を立てていた。主要なロシアのマイニング企業であるビットリバーは、イルクーツクのような地域の安価な電力に大きく依存している。現地報道によれば、イルクーツク地域には、2019年にブラーツクで立ち上げられたビットリバーによる最初で最大のデータセンターがある。

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