ロシア政府がビットコインに寛容な大統領候補に対するモバイル決済を禁止

ロシアの中央銀行は、ロシア最大のインターネット企業であるYandexに対し、2018年に向けて大統領選挙運動を行っているロシア人弁護士で金融活動家のAlexei Navalny氏のYandexの決済アプリケーションを利用した資金調達活動を停止させるよう通達した。

Yandex N.V.はロシア最大の検索エンジンを運営し、ロシア国内で最も広く利用されている金融サービスだ。インターネット市場のシェアの60%以上をコントロールし、5,500万人以上のアクティブユーザーにサービスを提供している。Yandexの金融アプリケーションは、基本的な決済を行う一般的なロシア市民の顧客ベースによって利用されており、給料の支払いからローカルストアでの購入、Eコマースのプラットフォームなど使われ方は多岐にわたる。

 

Navalny氏の選挙運動は暗号通貨コミュニティに歓迎されていた

 

2016年の12月半ば、Navalny氏は公式にソーシャルメディアと、33万人近い登録者を有するYouTubeの自身の番組を通して、大統領選に出馬することを発表した

過去数年間、Navalny氏は、現ロシア大統領のウラジミール・プーチン氏に強く対抗し活発にYouTubeの番組とTwitterなどのソーシャルメディアのプラットフォームを利用して情報を発信していた。

大統領選出馬の発表と共に、大統領選挙に関する内容などを公開し、オンラインによる支援者からの寄付を受け付けることが出来るNavalny.comというウェブサイトを発表している。

当時、Navalny氏の出馬は、ビットコインによる寄付を受け付けているとして暗号通貨コミュニティに歓迎されていた。比較的銀行口座やクレジットカードの普及率が低い国では、支援者からビットコインで寄付を募ることは最も実用的な方法だと考えられている。

 

政府によるアカウント停止に対する反応

 

Navalny氏の大統領選出馬の発表から一か月もしないうちに、ロシア中央銀行は、Yandexに対しNavalny氏への金銭的な支援を中止するよう通達した。

通称FSBとして知られる、ロシア連邦保安庁は、Navalny氏に寄付するために行われた12,366件の取引を中止させ、寄付金を没収した。Navalny氏の公式サイトにて投稿された、"お金の場所"と題したブログ投稿の中で、同氏は、寄付の大半がブロックされたが、ビットコイン決済は例外だったことに言及している。

 

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