X(旧ツイッター)のユーザーから、ロケットプール・プロトコルがハッキングされたとする警告が、実際にはハッカーによるものだと報告されている。
この警告は午後6時30分(UTC時間)からロケットプールのXアカウントに6件現れ、午後7時5分に削除されたが、数分後に再び現れた。
「スマートコントラクトに脆弱性が見つかり、悪意のある者がこれを悪用している。この期間中、スマートコントラクトに関連する資産の安全は保証できない。安全を保つために以下のアセットへの移行をお勧めする」とロケットプールのXアカウントは書いていた。その後、「悪意のある者が偽の預金攻撃を行っている。資産が安全であることを確保するために、新しいコントラクトへ移行せよ」といった類似のメッセージと交互に表示された。また、アカウントでは人種差別的なメッセージも投稿されたと報告されている。

一方、ロケットプールは他のソーシャルメディアで、これらのメッセージに反応しないようユーザーに警告した。
Rocket Pool is compromised. The link goes to a drainer.
— Webacy - Safety Never Sleeps (@mywebacy) January 17, 2024
Do not migrate your assets. If you need to revoke you can revoke using your Webacy Dashboard.https://t.co/aXHZaQQ2Jq pic.twitter.com/5a1fTQv9qK
DefiLlamaによると、2021年11月にメインネットを立ち上げたロケットプールは総額29億ドルの資産をロックしており、5番目に大きいイーサリアムの分散型アプリケーション(DApp)だ。
DO NOT CLICK ANY LINKS FROM THIS ACCOUNT! The Rocket Pool Twitter has been compromised
— BraveNewDeFi.lens nexusmutant.eth (@BraveDeFi) January 17, 2024
This is a scam https://t.co/yyeSAKCWai pic.twitter.com/t2zU81clfD
仮想通貨コミュニティの注目を集めたXのハッキングは、1月9日に米国証券取引委員会(SEC)のアカウントがハッキングされた。このハッキングされたアカウントは、ビットコインの現物型上場投資信託(ETF)が承認されたと嘘の情報を流した。
— Smacaud (@Smacaud1) January 17, 2024
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン