仮想通貨取引所FTX USとビットスタンプUSAは、株式取引の提供に取り組んでいる。これは、株式や仮想通貨も投資できるプラットフォーム「ロビンフッド」の株価にさらなる打撃を与えるかもしれない。

FTX USのブレット・ハリソン社長は今週、同社が「株式に一生懸命に取り組んでいる」とツイートし、「数か月」でローンチできるだろうとコメントした

これはFTXと株式との最初の関係ではない。2020年10月、FTXはトークン化された株式の取引にアクセスできるようにした

またビットスタンプUSAのロバート・ザゴッタCEOは、ブルームバーグとのインタビューで、同社が株式取引や非代替性トークン(NFT)、仮想通貨デリバティブへの参入を検討していると語った。

FTX USとビットスタンプUSAの2つの仮想通貨取引所は株式取引も提供することで、ロビンフッドを使うようなミーム株への投資を行うユーザーを引き付けることができるようになるだろう。

ロビンフッドにとっては、ライバルが出現することは歓迎できない動きだろう。ミーム株と仮想通貨の取引が冷え込む中、ロビンフッドは1月13日に15.3ドルという最安値で取引を終えた。

ロビンフッドは、株式から仮想通貨に重心を移すという。FTXやビットスタンプとは逆方向のアプローチを取ろうとしている。同社は仮想通貨サービスで新しい機能を追加しており、今月には仮想通貨ウォレットのベータ版をローンチする予定だ。

ロビンフッドを巡る明るい話題は、シバイヌ(SHIB)コミュニティからの関心だ。SHIBコインが、ロビンフッドで上場されるのではないかという噂が広まったことで、この3日間でSHIBは30%近く上昇している。しかしロビンフッド側はこの噂を否定している。