フォーブス(Forbes)が米国で最も裕福な400人をランク付けする「フォーブス400」の2018年版に、リップルの共同創業者クリス・ラーセン氏がランクインした。仮想通貨業界の出身者がこの番付にランクインするのは初めての快挙だという。
4日に公表されたフォーブス400によると、ラーセン氏は383位。保有資産は21億ドル(約2400億円)と試算された。1位はアマゾンのジェフ・ベゾスCEOで保有資産は1600億ドル。24年連続首位を守ってきたビル・ゲイツ氏の保有資産は970億ドルで2位に転落したことが話題になっていた。
ただラーセン氏は、フォーブスが今年3月に出した「世界の仮想通貨長者ランキング」でトップに立った時には資産額が75~80億ドルと試算されており、もしこの規模が保たれていたら、今回は60位代にランクインしていたことになる。ラーセン氏は1月時点で52億リップル(XRP)を保有していると報じられている。
ファーブス400のラーセン氏紹介ページは、「マウントゴックス(Mt.Gox)設立者のジェド・マケーレブ氏と一緒にリップルを2012年に設立し、ブロックチェーン技術を使って銀行による国際間の支払いを可能にしている」と解説。また「三菱フィナンシャルグループやバンク・オブ・アメリカ、サンタンデール銀行が100社以上超える顧客に含まれている」とも指摘している。