2023年7月13日、リップルラボは米ニューヨーク南部地区連邦地裁での裁判で部分的に勝利した。裁判官アナリサ・トーレス氏が、2020年に米証券取引委員会から提訴された訴訟で、同社を支持する形で判決を下した。
7月13日に提出された書類によると、トーレス裁判官はリップルラボに有利な判断を下し、プログラム販売でのXRPトークンは証券ではないと認めた。一方で機関投資家向けの販売は未登録有価証券と判断された。
訴訟は、XRPが証券であり、したがって追加の規制が必要だという前提で、SECがリップルに対しXRPトークンの提供を停止させるよう求めるものだった。
コインテレグラフが閲覧した裁判所の文書には次のように記されている。
「プログラム販売、その他の販売、ラーセンとガーリンハウスの販売については被告の略式判決申し立てを認め、機関投資家向け販売については却下する。
ニュースが報じられた数分後、XRPの価格は0.45ドルから0.61ドルへと急騰した。これにより、XRPは記事執筆時点で25%以上上昇した。
米証券取引委員会によるリップルへの訴訟は、2020年12月に始まった。当時、同委員会はリップルとその2人の最高経営責任者、ブラッド・ガーリングハウス氏とクリス・ラーセン氏を証券を登録せずに提供していたとして提訴した。
過去3年間にわたって、この訴訟は「ヒンマン文書」の公表やガーリングハウス氏による同委員会の告発といった断固たる抵抗など、ドラマチックな興奮を持って進行してきた。
ニュースを受けてXRPトークンが価格上昇を見せるなど、具体的な動きとともに、仮想通貨コミュニティ全体のセンチメントは喜びに満ち溢れているようだ。