リップルは、タイのフィンテック企業ディーマネー(DeeMoney)と提携し、リップルのブロックチェーン「リップルネット」を活用したクロスボーダー送金を行う。18日に発表した。ディーマネーは、タイでリップルネットを活用する最初の非金融機関だという。

ディーマネーは、リップルネットを使い、海外からタイへの送金を処理する。タイから世界各国に出稼ぎに出ている労働者は100万人にものぼる。そのため、海外からタイへの送金需要が活発だ。発表によれば、韓国やインドネシア、シンガポール、イスラエル、中東地域からの送金が多いという。

将来的には、インバウンドだけでなく、タイ国外へのアウトバンドの送金もリップルネットを使って行うという。

ディーマネーのCEOは、今回の提携について「タイでのクロスボーダー取引に新しいレベルの効率性とアクセシビリティをもたらすことで、タイの金融の民主化を目指す」と語っている。