リップルが11日、米決済サービス大手のマネーグラム(本社・テキサス州ダラス)との新たな提携を発表した。
リップルの公式ブログ投稿によると、マネーグラムがリップルのXRPトークンを導入するという。リップルによると「ほとんどの金融機関が長年直面してきた流動性の問題をマネーグラムが解決することを可能にする」。
リップルのブラッド・ガーリングハウスCEOによると、「決済の問題は銀行だけでなく個人間での送金を助けるマネーグラムのような会社にも影響する。XRPのような3秒かそれ以内で決済が行われるデジタル資産を使用することで、顧客は情報と同じ速さでお金を動かすことができる。」
同氏はこれまでもXRPが通貨としてビットコインより優れていることを主張してきた。
また、リップルのクリス・ラーセン会長は自身が総発行量の37%を有するXRP価格の高騰で世界一の富豪になったといわれる。(「リップル高騰で同社会長が世界一の資産家に 抜かれたザッカーバーグは新年の目標に「仮想通貨の研究」」2018年1月6日)
リップルは先月から急騰していたがその中央集権的な性質が再度批評の的になったり、コインベースがリップルを扱う予定はないとするなど向かい風を受けていた。今回のマネーグラムとの提携は風向きを変えるかもしれない。
提携の報道をうけ、XRPは急騰。一時25%以上上昇し2.22ドルまで戻したがその後反落。現在は1.87ドル付近で推移している。なお、この価格には韓国取引所の数字は反映されていない。