世界的なベストセラー「金持ち父さん貧乏父さん」の著者として有名なロバート・キヨサキ氏は、新型コロナウイルスが収束したら最終的にビットコイン(BTC)はパラボリックな(放物線を描くような)上昇を見せるだろう予想した

ビットコインは世界的なマーケット崩壊時に3700ドルまで急落してから7000ドル付近まで反発。それ以降は横ばいが続いている。キヨサキ氏は、現在ビットコインは「最高の投資対象の1つ」と述べた。

「米国政府は10兆ドルを偽物の米ドルで印刷して米国を救おうとしている。FRB10兆ドルを印刷してシャドーバンクを救おうとしている。米ドルは現在強気相場だ。米ドルの弱気相場が始まるとき、金と銀、ビットコインがパラボリックになるだろう。今日最高の投資だ。乗り遅れるな」

Gold versus Bitcoin 3-month chart. Source: Skew

(出典:Skew 「金とビットコインの推移(3ヶ月)」)

ビットコインと金を安全資産の点から比較する見方は多い。歴史的には相関は低いものの、今年に入って上昇の兆候も見られるというレポートも出ている。

新型コロナ蔓延後は米ドルの強さが際立っている。仮想通貨取引所ビットメックスのアーサー・ヘイズCEOは、「強い米ドルが世界経済の基盤を破壊しリセットを強制するだろう」と予想した

キヨサキ氏は、世の中には3つのタイプのお金があるという自説を持っている。1つ目は「法定通貨である政府のお金」、2つ目は金や銀など「神のお金」、そして3つ目は仮想通貨など「人々のお金」だ。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン