仮想通貨の市場調査会社であるサンティメントが実施した調査によると、仮想通貨取引所でのテザー(USDT)の保有率と仮想通貨ビットコインの価格には逆相関の関係があることがわかった。

この調査から、同社はここ数日のビットコインの下落は、弱気へのトレンド転換を示すものではないと指摘している。

「週末のわずかなビットコインの調整にも関わらず、価格は再び9000ドルに反発している。(中略)このチャートが示すように、ビットコインの価格と取引所へのUSDTの供給量の間には逆相関がある」

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(出典:Santiment「紫色のラインがビットコイン価格、茶色がテザーの価格」)

ステーブルコインの時価総額は増加

3月のビットコイン市場大暴落によって、ステーブルコインの時価総額は上昇した。

既報の通り、時価総額で4位となっているテザーは、暴落期間を含めた4週間ほどでわずか0.5%の上昇に止まっている一方で、サークルのUSDCは40%のプラスとなっている。

また、最近ではテザーは24jikannde1億6000万以上を新規発行。これが仮想通貨価格を押し上げているとの声も上がっていた。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン