ビットコインの商用利用が大幅下落、相場と連動

 ビットコインの商用利用は、昨年と比較して大幅に下落している。ブルームバーグが1日に伝えた

 市場分析企業のチェーンアナリシスのデータを見ると、仮想通貨の決済代行サービス大手17社が処理するビットコインは、今年3月に6000万ドル(約66億9000万円)という額を記録した。ピークだった17年9月には4億1100万ドルだった。

 ビットコイン決済は相場と連動して下落。17年12月はビットコインは2万ドルで史上最高値をつけた後、価値は50%ほど下落している。

 ビットペイやゴーコインなどの決済代行業者が今年6月に処理した量にはわずかに上昇し、6900ドルだった。しかし、前年同時期の2億7000万ドルからは大幅に下落している。

 インターナショナル・コンピューター・サイエンス研究所の上級リサーチャーであるニコラス・ウィーバー氏は、仮想通貨は決済手段としては使い難いと評価。ビットコイン取引の正味費用は、クレジットカードよりはるかに高いと指摘した。

 チェーンアナリシスの上級エコノミストのキム・グラウアー氏は、ボラティリティに言及。「昨年は価格が急上昇した。決済に使ったら1日で1000ドルを失うこともありえる」と話した。また、仮想通貨による少額決済は、処理費用を考えると実際的でないと述べた。

Bitcoinfeesによると、昨年、ビットコインの手数料は37ドルにまではね上がった。今年に入り、手数料は1ドルほどに下がったが、瞬時的に5ドルにまで上がる時もある。ニューヨークポストによると、人が銀行に支払う手数料は、平均で年間150ドル、つまり毎月13ドルほどである。

Bitcoin daily average transaction fees. Source: Bitcoinfees

Bitcoin daily average transaction fees. Source: Bitcoinfees

 ファンドストラット社は7月31日、ビットペイを通じ、ビットコインによる支払いを開始すると発表した。グローバルな顧客の利便性のためだ。同月、カナダ中央銀行は、58%のカナダ人がビットコインを投資手段として保有していることを発見した。