ポーランドの仮想通貨取引所、業務停止後に顧客資金もろとも雲隠れ

ポーランドの仮想通貨取引所コインルームが業務を停止し、顧客資金もろとも姿を消した。ほとんどの顧客は返金されておらず、資金の一部しか引き出せなかったという者もいる。現地ビジネス系ニュースサイト「マネー.pl」が5月31日に報じた

マネー.plによると、2016年設立のコインルームが業務を一晩停止し、2019年4月に顧客の資金とともに消えたというメールを読者の1人から受け取ったという。何人かの顧客は、自分の口座アカウントに最大6万ズウォティ(約170万円)を入金していたそうだ。

コインルームは、契約終了に関する情報を含む電子メールを事業停止前に送信したものの、コインルームとの契約により顧客は1日間しか出金できなかった。ほとんどの顧客は返金されておらず、資金の一部しか引き出せなかったという者もいる。

ある顧客は、仮想通貨ビットコイン(BTC)で2.005BTC(記事掲載時点の価格で約162万円)を失った。またマネー.plに対して、別の顧客は「電子メールをコインルームに送り、その2日後にコインルーム本社に行った。受付の女性は、社内には誰もいないと主張した。その代わりに、彼女は会社の誰かに電話し、私に関する詳細を残すよう頼まれたものの、誰も私に連絡をよこすことはなかった」と明かした。

ワルシャワの地区検察庁の広報、ウカシュ・ワプチンスキー(Łukasz Łapczyński)氏は、仮想通貨取引所を介した決済サービスの提供という不正行為に関して、コインルームに訴訟を起こしたと明らかにした。また地区検察庁は、他の犠牲者も把握しているという。

なお、仮想通貨関連データサイト「コインマーケットキャップ(CMC)」の仮想取引所紹介ページは、コインルームが業務を停止したことを示している。また、コインルームのツイッター公式ページもすでに削除されたようだ。


翻訳・編集 コインテレグラフ日本版