世界ランク上位50の大学の56%が、仮想通貨やブロックチェーン技術の授業コースを2019年中に提供している。米仮想通貨取引所コインベースが8月28日に調査結果を発表した。昨年は42%だった。
調査対象の大学は、USニュース・アンド・ワールドリポートが発表した上位50大学で、開講授業の対象は学部生および卒業生。
調査によると、ブロックチェーンや仮想通貨のコースを受講した生徒数は昨年の9%から2019年は18%と2倍に増加している。多くの上位の大学には、生徒が運用するブロックチェーン技術や仮想通貨関連のクラブがある。
出典:Coinbase 調査結果の一部
また、上位50大学の約70%は、法学部や人文科学、経済学部など、コンピューターサイエンス学科以外の学部が仮想通貨やブロックチェーンの授業を設けていた。一方で、コンピューターサイエンス学科は仮想通貨やブロックチェーンを学ぶのに依然最も授業が用意されている学科だった。あるコーネル大学の卒業生は、以下のように述べている。
「我々には、ブロックチェーンについて学び、同分野への対応できる教授が多数いた。繋がりが多いコミュニティの一部になれることは極めてクールなこと」
先日、リップルのソーシャル・インパクト部門の責任者を務めるケン・ウェーバー氏が、仮想通貨業界が求める人材の供給が追いついていない現状を指摘し、大学が業界で求められる実際の役割と関係のある授業を提供する必要があると述べていた。
翻訳・編集 コインテレグラフ日本版