スイス拠点の仮想通貨銀行SEBA(旧SEBAクリプト)は、プロの投資家や企業顧客向けサービスを正式に開始した。11月12日に発表した。「仮想通貨の普及の道を開く」としている。

今年8月スイス金融市場調査局(FINMA)は、SEBAクリプトとシグナム(Sygnum)の2社に銀行および証券ディーラーのライセンスを寄与。2社は機関投資家や企業向けのデジタル資産プラットフォームを目指すとしていた。

SEBAはスイス国内の潜在的顧客や企業、資産マネジャー、プロの個人投資家に口座開設を開始した。また、今年12月には指定した海外の顧客誘致も開始する予定だという。

アカウントサービスでは、SEBAウォレットアプリを展開し、ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、ステラ(XLM)、ライトコイン(LTC)、イーサリアム・クラシック(ETC)をサポートする。

仮想通貨同士、および、仮想通貨と法定通貨のペアの交換サービスも実施。また、ブロックチェーン企業とその従業員向けに法人口座を展開する計画だ。

一方で、SEBAと同時にライセンスを得たシグナムは、シンガポールでのバンキングライセンス取得に向け協議中だという。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン