米テキサス拠点で商業用不動産(CRE)を手掛けるレッド・スワンは、証券トークン化を手掛けるポリマスと提携して、22億ドル(約2330億円)相当の不動産資産をトークン化した。

レッド・スワンは、同プラットフォームには3万人の適格投資家らがすでに登録しているとし、さらに今後長期的に40億ドル(約4230億円)相当をトークン化する計画だとしている。

発行されたトークンは上位16位に位置する不動産で、カリフォルニアやニューヨークやテキサス中層および高層アパートからカナダ・オンタリオ州にある150エーカーの大麻農園なども含まれる。

7億8000万ドル(約826億円)相当のトークンが、適格投資家ら対象のプレセールで販売される予定。世界最大の不動産トークンの販売となるとされる。

同トークン販売は、50万~1000万ドル(約5300万~11億円)規模の投入を探す投資家らを対象にしたもので、伝統的な市場でトップレベルのクラスAの企業不動産には資金不足で、グレードを下げたよりリスクの高い投資機会を余儀なくされている投資家らを対象としている。

レッド・スワンは、トークン化で不動産市場の流通がより早く自由になり、長期間流通することがなかったであろう不動産の取引も促すと期待している。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン