みずほ銀行、ウニクレディート、ノルデア銀行の3行が、分散型レジャーグループ(DLG)および、R3ブロックチェーンコンソーシアムに加わることを発表した。

 

当初は9行でスタートし、現在では主要な25の金融会社がR3コンソーシアムのもと連携している。バークレイズ、バンク・オブ・アメリカ、バンコ・ビルバオ・ビスカヤ・アルヘンタリア、バンク・オブ・ニューヨーク・メロン、オーストラリア・コモンウェルス銀行、シティ、コメルツ銀行、クレディ・スイス、ドイツ銀行、J.P.モルガン、ゴールドマン・サックス、HSBC、三菱UFJフィナンシャルグループ、モルガン・スタンレー、みずほフィナンシャルグループ、ナショナルオーストラリア銀行、ノルデア銀行、ステート・ストリート信託銀行、ロイヤルバンク・オブ・カナダ、ロイヤルバンク・オブ・スコットランド、スカンジナビア・エンスキルダ銀行、ソシエテ・ジェネラル、トロント・ドミニオン銀行、UBS、ウニクレディートが名を連ねている。

 

R3のCEO、デイビット・ラター氏は次のようにコメントしている。

「わずか1か月ほど前に9つの機関で発足して以来、我々は世界中の金融機関の関心の的となっています。当初よりマーケットに力を入れてきたことが差別化要素となってきました。さらにネットワークが広がり、このエキサイティングなテクノロジーを研究し、発展させるリソースが増えることを喜ばしく思っています。」

デイビット・ラター氏は以前、世界有数のインターディーラー・ブローカーであるICAPエレクトロニック・トレーディングで電子商取引部門のトップを務めていた。ビットコイン関連ビジネスへの投資に目を付け、1年間で代表的な金融機関とビットコインのブロックチェーンのテクノロジーを結び付けた。

 

「新しいテクノロジーは、コンシューマーと企業行動および需要を、根底から覆します。」ノルデア・トランザクション・プロダクツの副頭取で、DLGステアリングコミッティのエリク・ジングマーク氏は声明の中で述べている。「我々はコンシューマーに最適なデジタルエクスペリエンスを構築したいと考えています。最新のITシステムへ積極的に投資し、新たな金融機関の枠組みの中で他に負けない、新しいテクノロジーを約束します。これは我々にとって非常に関連性の高いパートナーシップなのです。」

 

DLGは主要な金融機関が提携し、次世代型金融取引のネットワークの構築を目指すものであるのに対し、R3はグローバルな金融サービスの次世代を築き発展させることを目指す、ニューヨークに籍を置いたブロックチェーン企業である。