2019年はプルーフ・オブ・ステーク(PoS)を採用する仮想通貨プロジェクトが増加する見込みというリポートを調査会社のDiarが発表した。

PoSは、持っているコインの割合(ステーク)で、ブロックの承認を決めるアルゴリズム。ビットコインなどが採用するプルーフ・オブ・ワーク(PoW)の問題点とされる中央集権化や大量の電力消費の解決を目指す。

Diarによると、現在PoSを採用するプロジェクトは、EOSやダッシュ、トロンなど70以上存在しており、平均で供給量の40%がステーキング(ネットワーク参加者によるコイン所有)されている。また、今年すでにPoSを採用するプロジェクトが6件ローンチされる予定。

ステーキング量が最も多いのは、EOSの47%で18億ドル(約1980億円)。2番目はDASHで4億3100万ドル(約478億円)、3番目は新しくローンされたコスモスで3億900万ドル(約343億円)であった。すべてのPoS採用通貨の総額は40億ドル(約4440億円)だ。

コスモスは、相互互換性に特徴がありブロックチェーンをつなげるブロックチェーンとして期待されている。今月13日に初めてのブロックがマイニングされた。1週間ほどでステーキングの額がトップ3に浮上したことから、Diarは流行りのPoSだと伝えている。

翻訳 ロシアンOLちゃん
14歳の時に来日してから日本が好きになり、日本語の勉強を始める。大学卒業後、商社、PEファンドなどを経て、現在ではブロックチェーン産業に携わり、SNSでロシアや欧州のブロックチェーン、クリプト情報を発信している。

編集 コインテレグラフ日本版
原文 Proof-of-Stake Cryptocurrencies Have $4 Billion in Staked Funds: Diar