BTC/USD

ビットコイン(BTC)は50日間移動平均線(9,373ドル)を上回って、8日に終値を付けた。これはポジティブなサインだ。しかし強気派はこれを活かすことができず、9日には移動平均線を割り込んでしまった。

BTC/USD daily chart

出典: TradingView

2つの移動平均線はフラットであり、相対力指数(RSI)は中間をわずかに下回っている。これは需要と供給のバランスが取れていることを示唆している。

弱気派がBTC価格を上昇トライアングルのトレンドライン以下に沈めた場合、弱気派が優勢となり、8,638.79ドルまで下落する恐れがある。

逆に、BTCが現在のレベルもしくはトレンドラインから反発した場合、強気派は再び上昇を再開させる。BTC価格が9,500ドルを超えた場合、10,000ドルへの上昇する可能性が出てくる。

ETH/USD

イーサ(ETH)は7月9日に249.195ドルのマイナーレジスタンスから反落した、これは弱気派が249.195~253.556ドルのレジスタンスゾーンを積極的に防衛していることを示唆している。

ETH/USD daily chart

 出典: TradingView

強気派は現在、20日間EMA(234ドル)を防衛しようとしている。ETHが、このサポートから反発した場合、強気派は再び直上のレジスタンスゾーンを超えて、スケールさせようとするだろう。

253.556ドルを超えてUTC時間で終値を付ければ、288.599ドルへの上昇の可能性を高めるだろう。

逆に、弱気派が価格を移動平均線以下に沈めた場合、ETHはさらに数日間はレンジ内に値動きとなう可能性がある。

XRP/USD

XRPは7月7日、0.214616ドルから反落した。これは、強気派が利益を確定させたことを示している。現在、強気派はXRPを50日間SMA(0.198ドル)以上を維持しようとしている。

XRP/USD daily chart

出典: TradingView

XRPが現在のレベルから反発した場合、強気派は再び0.214616ドルを超えて価格を押し上げようとするだろう。これが成功した場合、0.235688ドルまで上昇する可能性が出てくるだろう。

逆に、弱気派がXRPを移動平均線以下に沈めた場合、売り圧力がより強いことを示唆している。その場合、XRP価格が再び0.17ドルまで下落する恐れがある。

BCH/USD

強気派は、ビットコインキャッシュ(BCH)を245.49ドルを超えて押し上げることができなかった。これは、弱気派がこのレベルを積極的に防衛していることを示唆している。

BCH/USD daily chart

出典: TradingView

弱気派が売り圧力を維持し、BCHを20日間EMA(233ドル)以下に引き下げれば、217.55ドルまで下落する可能性がある。おのサポートを下回ると、BCH価格は200ドルまで下落する恐れがある。

逆に、BCHが現在の価格から反発すれば、強気派はBCHを245.49ドル以上に押し上げようと試みるだろう。これが成功した場合、260ドル、さらに280.47ドルへの上昇が可能となるだろう。

LTC/USD

7月9日、強気派はライトコイン(LTC)を45.3501ドルの直上のレジスタンスを超えた状態を維持できなかったため、利益確定の動きが発生した。これにより、LTCは20日間EMA(43ドル)に反落した。

LTC/USD daily chart

出典: TradingView

LTCが現在のレベルから反発した場合、強気派は再び45.3501ドル以上に価格を押し上げようとするだろう。これに成功した場合、51ドルまでの回復も可能だろう。

逆に、LTCが20日間EMAを下回れば、弱気派は価格をレンジのサポートまで引き下げようとするだろう。移動平均線はフラットであり、RSIは50付近にあるため、需要と供給のバランスが取れていることを示している。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン
 

ここに表示された見解および意見は、著者のものであり、必ずしもコインテレグラフの見解を反映するものではありません。すべての投資とトレーディングにはリスクが伴うため、意思決定の際に独自の調査を実施する必要があります。市場データは、HitBTCから提供されています

 

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