強力レジスタンスは上抜けできるか 仮想通貨チャート分析:ビットコイン・イーサ・XRP(リップル)

強力レジスタンスは上抜けできるか 仮想通貨チャート分析:ビットコイン・イーサ・XRP(リップル)

BTC/USDT

ビットコインは11月12日に20日指数移動平均(EMA:63,232ドル)から反発したが、弱気はは67,000ドルから69,000ドルの頭上のレジスタンスゾーンを守っている。

BTC/USDT daily chart. Source: TradingView

相対力指数(RSI)は、強気のモメンタムが弱まっている可能性を示すネガティブ・ダイバージェンスを形成。BTC/USDTペアは弱気の上昇ウェッジパターンを形成しており、サポートラインを下にブレイクしてクローズすると完成する。

そうなれば、トレーダーが積極的に利益を計上していることを示唆し、その結果、50日単純移動平均線(SMA)(58,396ドル)まで下落する可能性がある。ライジングウェッジパターンのターゲットは53,770ドルだ。

この仮定に反して、価格が現在のレベルから上昇に転じ、67,000ドルを突破した場合、69,000ドルに到達する可能性がある。ウェッジのレジスタンスラインを上にブレイクしてクローズすれば、75,000ドルまで上昇するだろう。

ETH/USDT

イーサ(ETH)は、2月14日に上昇チャネルのサポートラインを下回ったが、当日のローソク足の下ヒゲは、下値での強い買いを示唆している。強気派は今日、上昇トレンドの再開を試みたが、ローソク足の上ヒゲは4,800ドル付近での売りを示している。

ETH/USDT daily chart. Source: TradingView

弱気派はもう1度、チャネルのサポートラインと20日EMA(4,491ドル)の下に価格を沈めようとする。もし成功すれば、短期トレンドの変化を示唆することになる。ETH/USDTペアはその後、50日SMA(3,980ドル)まで下落するだろう。

逆に、価格が再びサポートラインから反発した場合は、強気派がこのレベルを積極的に守っていることを示唆する。強気派は4,868ドルのハードルを越えて、心理的な節目である5,000ドルまで押し上げようとするだろう。また、チャネルを超えてくると、強気のモメンタムがさらに高まる。

XRP/USDT

リップル(XRP)はここ数日、20日EMA(1.17ドル)の上で維持されているが、強気派は価格を1.24ドルのオーバーヘッドレジスタンスの上に押し上げるのに苦労している。11月15日のローソク足の上ヒゲは、弱気派が高値で売っていることを示唆している。

XRP/USDT daily chart. Source: TradingView

1.24ドル以上に価格を押し上げることができなかったことで、短期トレーダーの利益確定を促す可能性がある。そうなると、価格は50日SMA(1.10ドル)まで引っ張られる。このサポートも割れてしまうと、弱気派がチャンスを嗅ぎつけ、XRP/USDTペアを1ドル以下に沈めようとするかもしれない。

逆に、価格が現在のレベルから反発して1.24ドルを上回れば、強気派が弱気派を圧倒したことを示すことになる。それによって、1.41ドルまでの上昇する可能性が出てくる。優位に立つためには、このハードルをクリアしなければならない。

ここに表示された見解および意見は、著者のものであり、必ずしもコインテレグラフの見解を反映するものではありません。すべての投資とトレーディングにはリスクが伴うため、意思決定の際に独自の調査を実施する必要があります。市場データは、HitBTCから提供されています。