BTC/USDT

弱気派は11月9日にビットコインをブレイクアウトレベルである67,000ドル以下に引き込もうとしたが、下値を維持することはできなかった。控えめなプルバックは、強気派が小さな押し目ごとに買っていることを示している。

BTC/USDT daily chart. Source: TradingView

移動平均線は両方とも上向きに傾斜しており、相対力指数(RSI)は買われすぎの領域近くにあることは、強気派がコントロールしていることを示している。

買い手が67,000ドル以上の価格を維持すれば、BTC/USDTペアは勢いを取り戻し、次のターゲット目標である75,000ドルまで加速する可能性がある。さらにこのレジスタンスをブレイクしてクローズすれば、89,476.12ドルまでの上昇もありうるだろう。

下降局面では、67,000ドルから63,750ドルの間のゾーンが強力なサポートとなりそうだ。このゾーンが破られると、トレーダーが積極的に利益を確保する。その後、同ペアは50日単純移動平均(SMA)(56,348ドル)まで下落する可能性がある。

ETH/USDT

イーサは何日も上昇チャネル内で取引されている。強気派は価格をチャネルの中心線の上に維持しようとしている。上昇局面で注目すべき主なターゲットは、心理的レベルである5,000ドルだ。

ETH/USDT daily chart. Source: TradingView

このレベルは硬いレジスタンスとして機能する可能性が高いが、強気派があまり譲らない場合、ETH/USDTペアは障壁を乗り越え、次のターゲット目標である5,283.17ドルまで上昇する。

チャネルのレジスタンスラインから下降に転じると、同ペアはサポートラインまで下がる可能性がある。このラインを下回れば、短期トレンドが変化するため、注目すべき重要なレベルだ。

まずは4,146.30ドルまで下落する可能性があるが、このサポートも破れた場合、調整は心理的なサポートである4,000ドルに達するだろう。

XRP/USDT

リップル(XRP)は、11月8日に頭上のレジスタンスである1.24ドルをブレイクしてクローズし、強気派がカムバックを試みていることを示した。弱気派は価格を1.24ドル以下に引き戻そうとしたが、下値を維持することができなかった。

XRP/USDT daily chart. Source: TradingView

これは、強気派が1.24ドルのレベルをサポートに反転させたことを示唆している。このレベルは今後、上昇の次の発射台として機能する可能性がある。XRP/USDTペアは、弱気派が厳しい抵抗をすると予想される1.41ドルのオーバーヘッドレジスタンスまで上昇するだろう。

1.41ドルから下降に転じても、1.24ドルから反発すれば、トレーダーが押し目で買い続けていることを示す。そうなれば、1.41ドルをブレイクアウトする可能性が高まる。もし、弱気派が20日EMA(1.17ドル)の下で価格を維持した場合、このポジティブな見方は否定されるだろう。

ここに表示された見解および意見は、著者のものであり、必ずしもコインテレグラフの見解を反映するものではありません。すべての投資とトレーディングにはリスクが伴うため、意思決定の際に独自の調査を実施する必要があります。市場データは、HitBTCから提供されています。