BTC/USD

ビットコイン(BTC)は移動平均線を下抜けているが、これは弱気のサインだ。対称トライアングルを再び伺う展開となっている。2つの移動平均線はフラットで、相対力指数は中間点の直下にある。これは短期的には持ち合い相場になることを示すものだ。

BTC/USD

(出典:TradingView

ビットコインが、トライアングルを上抜けるか下抜けるかした後、明確なトレンドが確立するだろう。通常、対称トライアングルは持合パターンとして機能するが、時には反転パターンとしても機能する。従って、値動きの方向を予測することは困難だ。

強気相場が価格を対称トライアングルの下降トレンドラインよりも上に押し上げることができれば、価格上昇の動きが再開し、15,376.96ドルまで上がる可能性がある。そうなれば、トレーダーは、以前の分析で提案したロングポジションを始めることができる。

逆、弱気派がトライアングルを下抜けさせ、重要なサポートである9,080ドルをも下抜けさせれば、トレンドは弱気に転じる。7,451.63ドルまでの下落も視野に入ってくる。価格はどちらの方向にも動く可能性がある。トライアングル内での取引はお勧めしない。 

ETH/USD

強気派は、20日間EMAを越えてイーサリアム(ETH)を押し上げることができなかった。重要なサポートである163.755ドルを再び伺う形となった。このサポートを下抜けることになれば、トレンドはマイナスに転じ、150ドルまで下落する可能性が出てくる。

ETH/USD

(出典:TradingView

ただし、強気派が163.755ドルのサポートを死守した場合、数日間はレンジ内での値動きとなるだろう。20日間EMAの上抜けに成功すれば、下降トレンドが終わった最初のサインだ。235.70ドルをターゲットとする新しい上昇トレンド開始につながるだろう。50日間SMAを上抜ければ、ロングポジションを提案したいと思う。それまでは相場を静観したい。

XRP/USD

XRPの反発の動きは、20日間EMAで打ち消えてしまった。これは価格が上がると、買いの動きが止まってしまうことを示すもので、マイナスのサインだ。2つの移動平均線は下降しており、RSIはネガティブの領域にある。弱気派が主導していることを示すものだ。

XRP/USD

(出典:TradingView

弱気派は、重要なサポートゾーンである0.24508〜0.225ドル以下に引き下げようとしている。これが成功した場合、XRPは下降トレンドを再開し、次のサポートである0.19ドルまで急落する可能性が出てくる。

逆に、XRPがサポートゾーンから急反発し、50日間SMAを上抜ければ、弱気なトレンドは転換するだろう。トレードを提案する前に、新しい買い場が形成されるのを静観したいと思う。

翻訳・編集 コインテレグラフ日本版
 

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