BTC/USDT

ビットコイン(BTC)は1月25日に23,816ドルまで急騰したが、当日のローソク足の長い芯からわかるように、強気派は高値を維持することができなかった。

BTC/USDT daily chart. Source: TradingView

BTC/USDTペアが23,000ドル以上を維持できないことが繰り返されているため、短期トレーダーは利益確定をしたくなるかもしれない。当面のサポートは22,292ドルであり、このレベルが崩れると、20日間指数移動平均線(EMA、21,172ドル)に到達する可能性がある。

このレベルは注目するべき需要なレベルになるだろう。ここからの急反発は、下値での強い需要を示唆するからだ。BTCはその後、再び上昇を再開し、25,211ドルの重要な直上のレジスタンスを超えようと試みる可能性がある。

一方、価格が下降に転じ、20日間EMAを下回る急落があれば、投資家が売りに殺到している可能性を示唆するものだ。20,400ドルを下回れば、弱気派が再び主導権を握るだろう。

ETH/USDT

イーサ(ETH)が25日に20日間EMA(1,520ドル)から反発を見せたものの買い手がつかず、直上のレジスタンスの1,680ドル付近で弱気派が売っていることを示すものだ

ETH/USDT daily chart. Source: TradingView

弱気派が短期的に有利になるには、1,500ドル付近のサポートを下回るように価格を引き下げる必要があるだろう。その後、ETH/USDTペアは、1,352ドルの強力なサポートに向けて下落を始める恐れがある。

強気派がこの短期的な弱気な見方を避けたいのであれば、1,680ドルの直上のレジスタンスの上に素早く価格を押し上げる必要がある。そうなれば、同ペアは2,000ドルを目指し、1,800ドルで一旦停止する可能性がある。

XRP/USDT

XRPは25日に20日間EMA(0.39ドル)から急上昇し、0.42ドルの直上のレジスタンスを上回ったが、買い手はその上の価格を維持することができなかった。

XRP/USDT daily chart. Source: TradingView

直上のハードルを突破できないことが繰り返されると、強気派は利益確定したくなるかもしれない。その場合、XRP価格は20日間EMAを下回り、50日間SMA(0.37ドル)まで下落する可能性が出てくる。

20日間EMAから上昇に転じ、0.42~0.44ドルゾーンを上昇すれば、このネガティブな見方は短期的に無効となるだろう。その後、XRP/USDTペアは0.51ドルにタッチする強い上昇を開始する可能性がある。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン
 

 

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